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龍馬伝感想伝 第4回「江戸の鬼小町」 ~トレンディ畑出身ならではか~

  • Posted by: 宝屋
  • 2010年1月24日 21:34
  • 龍馬伝

龍馬伝はキャストに目が行きがちですが、スタッフ陣もNHKにしてはかなり異色。

脚本はテレビドラマ『HERO』(2001年。2007年に映画化)や『ガリレオ』(2007年。2008年に映画化、この作品の主演も福山)等の実績を持つ福田靖。演出はテレビドラマ『ハゲタカ』(2007年。2009年に映画化)や同『白洲次郎』(2009年)の大友啓史が務める。

と、Wikipediaから引用しましたが、つまり今回の大河はトレンディドラマ畑出身が指揮棒を振ってるわけです。月9ドラマならぬ『土8ドラマ』になる・・・というのが、大河ファンとしてはハラハラしてしまうわけです。

って事で、第4回。今回は龍馬が江戸に到着して千葉道場に入門する所から。
江戸編のヒロインである千葉佐那との絡みが今回のテーマです。
結果的には無難に終了。
江戸に来てから話が展開する事に期待してワクワクしている自分がいるのが悲しい所なんですが、心開かない千葉佐那といろいろあって心を開かせることになるという龍馬の人柄を印象づける回でした。ま、無難です。

で、なんで冒頭の話をしたかというと、演出が実にトレンディっぽい作りをしてるわけです。1回から3回までもそういうケはあったんですが、特に弥次郎×加尾がらみになると演出はトレンディっぽくしていく傾向があり。今回は加尾の勉強の申し出による興奮の演出を荒波に併せて来るという演出をしてきたわけですけど。
やはり加尾に惚れてる弥次郎と、龍馬に惚れていて弥次郎の気持ちに気付いていない加尾という設定が、コミカルな男×美人の構図になるからそういう演出したくなるんだろうねえ。
そういう意味では、佐那との絡みも実にトレンディらしいツンデレな感じがあるわけですけど。まあ、あまり過ぎる事はないのでまだいいんですが、江戸に来ようとする加尾と佐那の直接対決なんかはトレンディ演出的に悪い方向に出ないかという気がしてならないんですけど・・・。
(そういうと、「新選組!」でも妻(田畑智子)と現地妻(優香)が鉢合わせるという同じようなシーンがあったわけですが、あれは自分が三谷ファンで且つ三谷作品ではよく見る展開なんでOKと思ってた所もあるんで、その辺りはとらえ方次第なんでしょうが)

トレンディドラマ畑の演出ゆえに軽いシーンになってしまうのか、それとも自分の中で龍馬伝は半信半疑の存在なのか、まだガツンとくる回やシーンが来てないわけです。印象が薄いというか、来週が楽しみ!という所がまだないですね。まだ4回ですがもう4回。ある意味1/12が終わってしまうわけで、そろそろ強烈なインパクトが欲しい所です。

そうそう。前回心配していたピエール瀧ですが、瀧の味をしっかり出せる見せ場で登場していました。今後も龍馬を色町に誘うような役柄でしばらくスポット出演するんではなかろうか!(笑)
しかも今回はAV女優の及川奈央とからんでいるという快挙(笑)。現役AV女優の及川がNHKに出るって事で結構ニュースになってましたが、このシーンは実に及川奈央が上手いというか実に妖艶な演技で私は腰抜かしましたよ。
今日及川奈央出演の日って知らなかったのですが(スタッフロールを見てなかったため)、龍馬に色目を使う所で「この役者何か違うな」と感じまして。しかも瀧と一緒に二階に上がっていくシーンで前掛けを外しながら階段を上っていくシーンが実に艶めかしい演技ですよ。すげえ!と思っちまいました。まさに「二階でいっちょやったろか!」という雰囲気を『前掛けを外しながら階段を上る』という所で出した所は実に素晴らしい。及川は今回だけのゲスト出演だとしたら、何かもったいない気がするなあ。
もちろん瀧は瀧で、往年のキャバクラキングとしての演技(というか素だったのではと思ったり)をフルに出していましたな。ブラジャーを頭に被ってタイムボカンをする代わりに、ヒゲを及川に書いてもらってました(笑)

あと、桂小五郎の谷原章介も初登場。女と遊んだ後に龍馬に「女遊びをいている時ではない!」と講釈垂れている所なんかは、『逃げの小五郎』というイメージの印象を徐々に植え付けているのか?と思ったり。そうなると桂小五郎のキャラ漬けはそういう方に持って行くのね、と。
谷原は「新選組!」の時は二枚目だったけど、それ以降いろんな三枚目などにもチャレンジしていますから、今回はその辺りを出してくるような気がします。

と、良かった点を書きましたが、今回気になったのは黒船が浦賀にやってきた所。
漁師がかなり近付いている黒船に気付いて「黒船じゃ-!」とビックリして叫ぶシーン。
これあり得ないでしょ!!!
高速艇ならまだしも、船があれだけ近付いてるのに気付いていなかったのはまずおかしい。しかもちょっと離れているのにあれだけでかかったら、接岸したらどれぐらいの大きさやねん!?という気がするんですが。
あと、「黒船」という言葉を即時にいうってのは何か言葉のつなぎ方が実に気持ち悪い。「黒船」って言葉は認識された後の名称であって、直感で叫ぶ言葉じゃないと思うんです。ここは「うわああああ、黒い船じゃ-!黒船じゃー!」と叫ぶとあまり違和感がなかったのではないかと。

あと、このシーンを見て思ったんですが、黒船来襲した時って江戸ってあんなにパニックになったんですかね? イメージでは黒船を見に行く群衆が一杯いたっていう感じだったんですが。その辺り詳しく調べてみたい所。
あと、パニックで人々が左から右に逃げてたのが多かったような。左から右へ動くと進むイメージがあるので進んで黒船を見に行く感じになってしまうので、あれは右から左へ走った方が「逃げる」という感覚が出るのではなかったかなー・・・と思ったりするわけです。舞台とかの演出的なイメージでは、ですが。

第五回は龍馬が黒船を見に行くところからです。ちなみに史実では龍馬は黒船は見てないらしいですよ。このシーンは司馬遼太郎のフィクションらしいですが、見てたほうがファンタジーが増しますからこれはこれでOKってことで。

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